「嫌なことがあっても寝れば忘れる」
そんなことを言う友人を何度も羨ましく思ったことがあります。
さすがにたまったストレスをゼロにすることは難しいかもしれませんが、眠りには心を癒す効果があることは昔から言い伝えられてきましたし、実際そう感じている人もいるのではないでしょうか。
それが最近、夢を見ることで精神的なストレスを解消する効果がある、ということを実証する研究が行われており、研究経過からもこのことが証明されそうな状況だそうです。
実験内容は、睡眠前に心を乱すような写真を見せ、そのあと眠りにつき、目覚めた後にもう一度同じ写真を見せる、というもの。
実験において、被験者の睡眠中に脳内スキャンを行ったところ、レム睡眠中(眼球が急速に動いている状態、人が夢を見ている状態)は、感情を司る部分の活動が低下していたという。
また目覚めた後に写真を見せた結果は、睡眠前の同じ実験時に比べて、動揺する度合いが低かったそうです。
これまで睡眠が心の癒しに影響を与えていることは、なんとなく当たり前のこととして捉えてきましたが、実際にこのように実証され始めると、改めて睡眠について考えさせられます。
というのも、最近不眠が原因でうつやPTSD(不安障害)に陥る人が増えています。
にも関わらず、睡眠はおろそかにされがちな風潮があるのではないでしょうか。
仕事が忙しければ残業したり徹夜をする。
夜遅くまで飲み歩く。
深夜番組をだらだらと見続ける。
なんとなく眠気は我慢するもの、我慢してなんぼ、の認識がいまの日本人には強いのではないでしょうか。
そうではなく夜の睡眠をしっかりととること。
この習慣が見直され、より多くの人が自分の睡眠スタイルを見なおしたら、健康的で明るい日本人がたくさん増え、景気も上向くかもしれませんね。